障害を持つ人たちの自己実現をめざして

梅の里由来記

Ⅰ.「あいの家」ができるまで

昭和が終わろうとしている頃、茨城県では自閉症という重篤な障害を持った我が子たちがこれから生きていく場を模索する親のグループがありました。

自閉症の障害を持つ子供たちを受け入れてくれる場がほとんどない状況で、このグループは、横山さん、窪田さんを中心に、横山さんの自宅で自安我楽工房という小規模な作業所を運営しておりました。そこでは、自閉症についての学習、作業、緊急時の相互扶助などの活動をしながら、将来的にみてもう少し子供たちが安心して一生を送れる場が欲しいと願っておりました。

その頃、子供たちの処遇についての具体的な対策がほとんどなされていない現状に気付いた自閉症親の会全国協議会が、“各県に県木を”のスローガンのもと、全国それぞれの県で親を中心とする施設を作ることを提唱しておりました。

この呼びかけにこたえて、三重県の「檜の里」、埼玉県の「けやきの郷」、北海道の「はるにれの郷」、千葉県の「菜の花会」、「槙の里」、福岡県の「のぞみの里」、兵庫県の「あかりの家」などが続々と設立されました。

そこで、茨城県でも横山さん、窪田さんを中心に、自安我楽工房で活動しているメンバーが核になり、「梅の里」をつくろうとの機運が盛り上がりました。

昭和60年5月12日、水戸のサンアビリティーズに14家族が集まり茨城県自閉症者成人問題発起人会の設立が提案されました。そこで、施設作りの構想について横山さんから話があり、「子供が安心して生涯を託せる施設であること」、また、施設に子供を託した後も「親は生涯施設に関わっていく…」等の文言を入れた設立の趣旨について話合いがもたれました。

この話し合いを第1回の発起人会とし、その後、24回の発起人会等を経て、昭和62年9月に社会福祉法人「梅の里」の設立が認可され、故横山和郎氏が理事長に就任しました。そして、同じ年の10月4日に地鎮祭が執り行われ、昭和63年3月に知的障害者入所更生施設「あいの家」が完成し、4月から入所者を受け入れました。

 

 

Ⅱ.それから

 

当初、梅の里は1法人(梅の里)、1施設(あいの家)の小さな法人でした。しかし、理事長、施設長を始めとする職員の皆様のなみなみならぬ努力と、一般の皆様のご支援を賜りながら、時代の要請にこたえつつ、利用者が安心して幸せな日常を過ごしていけるように、法人内の施設や事業所を整備していきました。その主要なものを列挙しますと次のようになります。

 

昭和63年4月 知的障害者入所更生施設「あいの家」開所

平成16年4月 知的障害者通所更生施設」「ゆい」開所

平成17年2月 茨城県発達障害者支援センター事業開始

平成20年4月 障害者自立支援法に基づく新体制に移行

平成20年4月 ケアホーム「あいの家」開所

平成23年7月 新入所棟完成

平成23年7月 デイサービス「あいの家」(通所・単独型短期入所)事業開始

 

 

Ⅲ.いま

 

梅の里は、現在、4つの事業所

 

障害者支援施設「あいの家」

デイサービス「あいの家」

ケアホーム「あいの家」

茨城県発達障害者支援センター

 

と約60人の職員を擁し、茨城県で自閉症者や発達障害者のための事業を展開する中心的な法人として活動しております。

なお、梅の里の設立趣意書がこのホームぺージに掲載されておりますのでご覧下さい。

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